近年、ほとんどのスマートウォッチは、精度の違いこそあれ、睡眠モニタリングの機能を持っていると思います。私が使用しているガーミンは、きっとその中でもとても信頼できる機種だと思うのですが(こんなページ もありますし)、それでも異なるガーミン端末の間でかなり違う結果が出てくるようです。腕に巻くだけのデバイスでの睡眠モニタリングは、やはり限界があるのでしょうか。
私は2020年2月下旬、ライフログ用のスマートウォッチを ForeAthlete 735XTJ (2016年7月発売)から vivomove Style (2019年10月発売)に変更しました。両者の睡眠データを比較してみます。
ForeAthlete 735XTJでの睡眠データ
FA735では、睡眠データは「深い」「浅い」「非睡眠」の3段階で示されます。
下記は、とある3日間のデータです。1日目はごく平凡、2日目は深い眠りがかなり長いと判定された日。3日目は平凡で、夜中にトイレに行ったことがわかります。(^_^;)
(一番下の曲線グラフは、「動き」をクリックして表示される元データ(たぶん加速度センサのデータ))
vivomove Styleでの睡眠データ
vmStyleでは、「レム睡眠」が加わり4段階で表示されます。下記は、とある3日間のデータ。
FA735と比較して、「深い」が極端に減り、「レム睡眠」もかなり含まれているとの判定です。両者の測定時期は3週間しか違わず、私の感覚として眠りの質の変化なんて無かったのですが、このように差が出てきて、驚きました。
実はこの数ヶ月前、妻が vivosport emmi を使い始めて、睡眠データがちょうどこんな感じだったので、「全然ちゃんと寝れてないんじゃない!?」と心配したのですが、自分も機種を変えたらこんな結果となり、ショックでした。(^_^;)
なお、vmStyleで「深い」眠りと表示されるのは、入眠直後が大部分です。
週間データの比較
週間データで見てみます。まずFA735。ざっと、「深い」「浅い」が半々くらいですね。
次にvmStyle。「深い」1割、「浅い」7割、「レム睡眠」2割、といったところでしょうか。
おまけで最も最近のデータ。季節が変わりましたが、ますます「深い」が短くなってます...
睡眠モニタリングの詳細な仕組みはわかりませんが、FA735とvmStyleの睡眠データの差は、とても私自身の睡眠の質の急激な変化とは思えず、機種による違いがこの程度は生じてしまうのだ、と考えています。
vivosmart Jでの睡眠データ
そういえば、5年前にはさらに古い機種 vivosmart J (2014年12月発売)でこんな記事も書いていました。
FA735でのデータとそれほど変わらないように見えます。たしかに、FA735に変えたとき「睡眠データの傾向が変わったな」とか一切感じなかったように思います。