以前の記事 で、vivosmart J の歩数カウントは十分な精度であることを確かめていました。
しかし一方で、疑問なことがありました。私は1日の目標を12,000歩に設定しているのですが、夜帰宅後、数百歩だけ足りないときは、家の中やマンションの廊下を歩いて目標をクリアします。そのとき、やけに少なくカウントされてるような気がしていたのです。
ある時ふと、手を振りながら歩いた場合と、振らずに歩いた場合で、前者のほうが少なくカウントされていることに気付いたので、ちょっと検証してみました。
検証結果
500歩を数えながら歩いて、vivosmart のカウント数を確認します。途中で立ち止まることなく一定の速さで、できるだけまっすぐ歩きます。これを、(1) 普通に手を前後に振りながら歩く場合(手の振り幅は50~60cm)と (2) 手を固定して歩く場合(コートのポケットを手を入れた)で比較します。それぞれ3回ずつ調べました。
1回目 | 2回目 | 3回目 | カウント率 | |
---|---|---|---|---|
手を振る | 371 | 365 | 365 | 73~74% |
手を固定 | 505 | 507 | 505 | 101% |
結果はご覧の通り、一目瞭然。手を固定した場合はほぼ正確ですが、手を振った場合は4分の3くらいのカウント数になっています。手を振る場合、体全体の動きに加えて手の振りの動きが重なるので、正確に測れないのでしょうか。 そう言われてみれば、昔の歩数計はベルトとかに固定して使っていたわけで、手首に歩数計を付けるのは、そういう意味では不利なのかも知れません。
以前の記事で調べたときは、覚えていないんですが、きっと手をポケットに入れたか、カバンを持ってたかで、固定されていたのでしょう。夜帰宅後に歩くときは当然手ぶらですから、無意識に手を振って歩いていたのでしょう。これからはわざと手を固定して歩くように意識してしまいそうです...
また、以前の記事では 96~99% のカウント率だったのに対し、今回の手固定の場合は 101% でした。ディスプレイの問題でvivosmart の本体交換をしていますので、この差がセンサー精度の個体差と言えるかも知れません。
歩き方にもよると思いますので(私はかなり早歩きです)、ぜひ同様に検証をしてみてください。ランニングの場合はどうなのかな?